地質時代

最終更新 2023.04.20

地球の歴史

 地球の歴史は約46億年と言われています。それまで散らばっていた物質が重力により集まりはじめ、太陽系が誕生しました。こうして形作られた地球は、その後、他の星とは異なる独自の進化を遂げていきます。

地質時代の区分

 地質時代は、大きく次の4つに区分されています。また、それぞれ更に細分されています。

  • 先カンブリア時代
  • 古生代
  • 中生代
  • 新生代

 地質時代は生物の進化(と絶滅)を基準に分けられています。下の図には、地球上の生命の歴史が簡潔にまとめられています。地質時代を通じていろいろな生物が栄枯盛衰していますが、各時代の境目には、それぞれ主役となる生物の交代があったわけです。


地質時代区分と生物の進化[画像クリックで拡大]
出典:「東京大学 生命科学教育用画像集」 外部リンク「図1-2 地質時代区分と生物の出現」
オリジナルから本ページ用に一部改変 (第三紀→古第三紀・新第三紀)。

 地質時代は生物の進化を基準としているため、化石の新発見や、年代測定法の進歩などにより、時代の境界となる数字 (年代値) がときどき変わることがあります。世界共通に用いる年代値は、国際層序委員会 (ICS) という組織が決めています。


地質時代区分と年代値。ICSのINTERNATIONAL CHRONOSTRATIGRAPHICAL CHART (v. 2023/04) を参考に作成。[画像クリックで拡大]

 国際層序委員会 (ICS) の年代表を、日本地質学会が翻訳して公開しています。正確な年代値を知りたい場合にご覧下さい。 ページのリンクはこちら (pdf) 外部リンク です。 また、ICSのオリジナルページはこちら 外部リンク にあります。

 なお、国際層序委員会 (ICS) およびその上位組織である国際地質科学連合 (IUGS) は地質時代の名前を決める組織でもあります。2020年1月に更新世中期の名称として日本の地名が初めて採用された「チバニアン」も、これらの組織における審査と投票を経て認定されました。

各時代の特徴

 各時代の特徴は、それそれ以下の別ページにまとめました。