中生代

恐竜の時代

 中生代は大型は虫類、特に恐竜の時代です。地球上はこの巨大生物に支配されていました。よく知られるように恐竜は地上最大の動物です。大きなものは、体長30 mを超える体格を誇ったそうです。

ジュラ紀の恐竜と針葉樹のイメージ図
出典:Gerhard Boeggemann - File was sent by Gerhard Boeggemann. CC BY-SA 2.5 外部リンク, 詳しくはこちらを参照 外部リンク

 また、中生代の後半に、恐竜の一部は鳥類に進化します。硬い皮膚の代わりに羽毛を生やし、飛行能力を身につけるようになります。鳥類は中生代末の絶滅を免れるとやがて新生代にも繁栄し、空を支配するようになります。

始祖鳥のイメージ図。
出典:Nobu Tamura制作、Archaeopteryx lithographica (Archaeopteryx_NT.jpg), CC BY-NC-ND 3.0, 詳しくはこちらを参照 外部リンク

は虫類の進化

 恐竜の他にも、海には魚竜、首長竜といった、中生代特有の大型は虫類がいました。古生代に海を離れた生物が、再び海に還ったわけですね。

代表的な首長竜であるエラスモサウルスのイメージ図。
出典:Elasmosaurus, Pencil drawing Author: User: ArthurWeasley. CC BY 2.5 外部リンク, 詳しくはこちらを参照 外部リンク

 また、空を飛べる翼竜というは虫類もいました。こちらは、空を飛ぶ動物としては地球史上最大で、中には翼を広げると10 mを超えるほどのものもいたと考えられています。

代表的な翼竜であるプテラノドンのイメージ図。
出典:Nobu Tamura制作、Pteranodon longiceps (Pteranodon_NT2.jpg), CC BY-NC-ND 3.0, 詳しくはこちらを参照 外部リンク

中生代末の大量絶滅

 白亜期末 (K-T境界、最近ではK-Pg境界とも) は、それまで繁栄を極めた恐竜が絶滅するという大事件でした。このときには恐竜に限らず、陸上から海中まで生物の大量絶滅が起きています。絶滅の原因については古くから様々な説が提唱されてきましたが、なかなか決定的な証拠が見つかりませんでした。

アンモナイトの化石標本。アンモナイトも白亜紀末に絶滅してしまいます。
出典:産総研地質調査総合センター 外部リンク産総研地質調査総合センターの公開する Linked Data「アンモナイト類 (GSJ F3233)」 外部リンク

 1980年、イタリア (グビオ) にある境界粘土層からイリジウムの濃集が報告されました。イリジウムは、本来地球上にはほとんど存在しないような元素なのですが、境界粘土層には異常に多く含まれていることが分かったのです。これが、その後常識を覆す「隕石衝突説」の始まりです。

 仮説が提案されると、それを検証する研究が始まりました。そして、北米で大規模な津波堆積物が発見されたり、テクタイトや衝撃石英 (いずれもきわめて高い圧力でできる岩石や鉱物) が発見されたり、続々と証拠が見つかってきました。そして、メキシコのユカタン半島で古いクレーターが発見されたのです。

 これだけの証拠がありますので、白亜紀末に巨大隕石がユカタン半島に落下したのは事実のようです。ただし、隕石衝突の瞬間に大量絶滅が発生したわけではなく、その後の環境変動で多くの生物の絶滅に至ることになったと考えられています。ただし、そのシナリオには諸説があります。

中生代の日本

 中生代の頃、日本にも恐竜はいました。ただし、日本の恐竜はほとんどが白亜紀の地層から見つかっています。一方、海の底では海洋プレートの沈み込みに伴う付加体の形成が盛んに続いていました。現在の日本の地表には、たいへん広い範囲にジュラ紀の付加体が分布しています。また、後期白亜紀には活発な火山活動が続いていました。その痕跡が、中国-近畿地方から東海-関東まで広がる火山岩-花崗岩地帯や、阿武隈山地、北上山地の大量の花崗岩類として残っています。


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