世界の地質-OneGeology

最終更新 2023.04.20

OneGeologyとは

 OneGeologyとは、世界中の地質図をインターネット経由で公開するプロジェクトで、世界の地質調査所が協力して製作・運営しています。基本となっている地質図の縮尺は、最大で約100万分の1となっています。「OneGeology Portal」というポータルサイトのビューアで閲覧できます。以下がそのリンクです。

OneGeology Portal の画面の例。平面図のほかに、地球儀のような3D表示もできます。
画像クリックで OneGeology Portal へ。

OneGeology Portalの使い方

 OneGeology Portalの言語メニューには日本語はなく、英語での操作となります。とは言え、使い方はそれほど難しくはなく、画面上に並んでいるアイコンのツールを使えばことは足ります。以下に簡単なヒントを載せましたので、ぜひ様々な世界の地質を見てみてください。

OneGeology Portal のトップ画面。[画像クリックで拡大]

  1. 拡大縮小ボタン:「+」で拡大し「-」で縮小します。マウスホイール操作でも拡大縮小できます。
  2. 全画面ボタン:全画面表示にします。全画面表示を終了するときは「ESCキー」を押します。
  3. 2D / 3D切替ボタン:表示する地図の2D / 3D表示を切り替えます。
  4. 基図選択ボタン:背景として表示する地図を選択します。
  5. レイヤー選択ボタン:レイヤーを選択したり、表示 / 非表示を切り替えるときに使います。
  6. 凡例表示:地質図の凡例を表示します。
  7. オーバービュー:世界のどこを見ているかを示す小さな地図が表示されます。
  8. スケールバー・ジャンプ・空間参照系:鉛筆マークを押すと,緯度経度を入力するウィンドウがポップアップするので、数値を入れて「Go」を押すことで移動できます。

データセットについて

表示される地質図は、地域と拡大率に応じて自動で選択されるようになっています。一方、レイヤー選択ボタン (DATASETS) で表示されるメニューから、自分で選択することもできます。DATASETSのウィンドウの上部にある「+Add」を押してみてください。「World」が全球、それ以外は各地域のツリー構造に分類されています。縮尺や種類は国や地域によって様々ですが、いろいろな地質図がありますので試してみてください。

実は、地質図は陸上に限らず、海底の地質図を表示することもできます。下の図は3D表示で世界の陸上と海底の地質を示した例です。その昔、大学で地質学を学んでいた頃はこんな地球儀があるといいなと思ったものでしたが、今では誰でも見ることができるわけですね。

OneGeology表示による地質地球儀。[画像クリックで拡大]